2021年1月1日金曜日

高密度と低密度の罠

 このブログをずーーーーっと放置してましたが、毎月のレポートを見ると案外とアクセスがあるので、適当に再開しようかなと思います。


これまで投稿したものは昔のバージョンだったりするので現在ではあてになりませんがご参考までに読んでいただけたらと思います。

今回は「高密度の低密度の罠」ということでちょっと書いてみようかなと思います。


人口が増えてくると住宅、商業で高密度区画が設定できるようになります。

誰しもがやりたくなるのが、「マンションやビルが林立する街を作りたい!」ではないでしょうか?実際、そういう感じで作ってみたのが以下のような街並みです。高層マンションが林立していいすね。現実でも、水辺にタワマンが林立している地区もありますが。


実際、高密度の住宅地区を設定するとニョキニョキと建物が建って、しかもキャパシティも大きいので、人口を一気に爆発させて、税収を手っ取り早く得るにはもってこいかなと思います。

因みにCities Skylines自体も数年放置していましたので、色々ルールを忘れてましたが、暫く時間を進めると異常に人口が減ってくるんですよね・・・

しかも建物のランクが3とか4だったりするので「まだ、余裕あるでしょ?
?何が原因?」とすごーく悩みました。

実際にはよそ様のブログをみて解決したのですが、Cities SkyLinesは人口の年代別比率もきちんと認識しているので、子供から年寄りまでカウントされています。

原因を端的に言うと「高密度住宅のシニアが増えすぎて人口が自然減していた」ということになります。

実際にさっきの街並みのタワマンの一つの詳細を見てみましょう。


人口構成を見てみると、シニアの割合が非常に多いです。このマンションはティーンが多いほうなのですが、ポチポチといくつか見てみると、シニアが60人でティーンは20人くらい、子供は10人もいないようなマンションも珍しくありません。

一方、低密度住宅の1件を見てみましょう。因みに「見た目的に場所だけ取って人口が少ないのであまり作らなくていいや」みたいな感覚であまり低密度は設定していませんでした。



はい、下の画像の通り、勝手に推測すると両親と子供三人のご家庭なんでしょうか。今時3人というのも多いですね。


次に人口情報を見てみましょう。マップの色分けは黒が「シニア」世帯。紫が「大人世帯」、緑は「家族」世帯。となります。



そこそこに年数を進めているので、低密度でもシニア世帯が多いですね。低密度の大人、家族世帯については高密度を取り壊して、低密度に作り変えました。

その結果、画面左の人口ウィンドウを見て頂くと、シニアが31%となっています。最初気づいたときは40%くらいあったんですね。日本の高齢化も問題になっていますが、人口の4割がシニアですから、自然減にもなりますよね。

色々、解説を読んでいると住宅地区に関しては以下のようなイメージになるみたいです。

高密度:とりあえず大人や若者が移住してきやすい。でもその分、一斉に高齢化、死亡しやすい=ある時に一気に人口減になりやすい。

低密度:家族連れが引っ越してきやすい。但し、一つの建物にたくさんの人は入居できない。

従って、「タワマン沢山建ててウェーイ」と言うのもやりすぎはよくないということですね。

低密度を多めに作ったところ、出生率も上がりましたし、人口の回復も高密度とそこまで違いを感じませんでした。逆にジワジワ増えていき、シニアの率も下がりながら若い世代が増えている印象です。

現実でも独身の頃は賃貸に住むけど、結婚したり、出産を機に一戸建てに住み替える人はいますよね。